つないで増やす「市民満足」

 
平成25年神戸市会議員に初当選以来、「市民満足」を増やすことが私の政策の目標です。
それは兵庫県議会議員となった今も変わりません。
人口548万人余を擁す兵庫県の中心である神戸市の発展は、神戸市民にとってのみならず兵庫県の将来を大きく左右します。
神戸市と兵庫県が経済的に、そして行政サービスの上からもよく連携して県民全体の満足を増やします。
 
 
 
 
 
 

 
 

政策の主題

むかし、いま、みらいの「満足」をふやす

 
 

“むかし”からの「満足」を増やす!

 
家族の大切さを再発見、「家庭保護」に政策の方針を転換します。
わがまち東灘区の人口は約21万人、神戸市内9区中4位、婚姻数は1位です。しかし数年後には人口減少に転じると予想されています。この様に人口減少が避けられない将来推計の中、令和2年から始まる兵庫県の「地域創生戦略」において「結婚・子育て支援」は最重要課題に位置付けられています。
内閣府が行った結婚や子育てについての意識調査の詳細を見てみると、男女共に生涯未婚者に占める「交際経験なし」という人の割合が多い事が分かります。さらにその人たちの多くが、「出会いを求めている」ことが示されています。
兵庫県が行おうとしている「結婚子育て支援」の多くは、所得の問題に焦点を当てたものです。大変重要な問題点ですが、内閣府の調査結果が示している様に、もっと根源的なところに本当の問題があります。誰もが「出会いを求めている」という事は、言い換えれば「家族を求めている」のです。これは「所得に対する不安」よりも「孤独に対する不安」が大きいという事を意味しています。
これまで「家族や家庭の問題に行政は踏み込まない」というのが不文律でしたが、これからはそんな悠長な事は言っていられません。昔からあった家庭の素晴らしさを再発見して、家族を守り育てる「家庭保護」へ政策の方針を転換することを強く提唱してまいります。
 

“いま”の「満足」を増やす!

 
県市連携で素晴らしい市街地再整備を実現させます。
廃藩置県により兵庫県が誕生して150年、兵庫県は大きく変わろうとしています。その最たるものが兵庫県庁および神戸市役所の再整備事業です。県庁舎と市役所が同時に建て替えられるというのは、100年に1度あるかないかというビッグチャンスです。
県庁の再整備より一足早く、市役所をはじめとする三宮中心市街地再整備構想はスタートしています。県庁の建て替えに伴い、三宮再整備の枠から外れた元町トアロード以西にも、にぎわい創造の効果が及ぶように、兵庫県と神戸市の連携をより緊密にする必要があります。神戸市会議員の経験を活かし、橋渡しの役目を果たして参ります。
大阪湾岸道路西進部延伸事業について、いよいよ六甲アイランド北~駒栄(第9期)が着工しました。阪神高速5号湾岸線の住吉浜ランプの接続道路は、今でも激しい渋滞に見舞われており、2025年の大阪関西万博が始まれば大変な影響を受けるのは明らかです。せめて六甲アイランド北~ポートアイランド間だけでも供用開始できるように、工事の進捗を急ぐよう働きかけて参ります。
2019年、神戸空港は開港以来の規制が見直され、全国の地方管理空港65空港中1位の搭乗客数となり飛躍のときを迎えています。2025年万博を契機とした国際化も検討されており、これを強力に推進してまいります。また、空港島にはオーストラリアで生産された水素を液体化して海上輸送する水素サプライチェーン実証事業が進められており、燃料電池車の普及も含めて兵庫県として応援して参ります。
六甲山は市街地近郊に拡がる山として、県民の貴重な財産です。使われなくなった保養所が放置されるなど、六甲山の価値と魅力を最大限に発揮できずにいるのが現状です。兵庫県としても六甲山の再整備は重要課題に位置付けています。神戸市と兵庫県が連携が必要不可欠です。六甲山の懐に抱かれて暮らす者として、再整備を進めて参ります。
 

“みらい”の「満足」を増やす!

 
教育への投資こそ、私たちの未来の市民満足です。
学校内のいじめ対策などは成果を見ぬまま事件が起こるたびに対処していますが、これを将来のより良い教育環境を確保するために、組織を見直す絶好の契機として認識する必要があります。それには教育委員会をはじめとする当局に、危機感を共有させなければなりません。あらゆる機会を捉えて負の遺産を清算すべく行動して参ります。
未来の国を担う子供たちには、可能な限り最高の教育を提供します。その「最高」とは何でしょうか。最新技術でしょうか、高価な教材でしょうか、私は違うと思います。子供たちには、将来困難に直面しても克服できるだけの、人としての基本を生まれ育った家庭環境に関わらず身に着けさせる事が大事です。それが「情操教育」です。
情操教育と聞いて、クラッシック音楽を聴く事等と考えるのは、あまりにも狭い認識です。もっと本質的な事を意味しています。例えば、身近な人の「死」に接したときの態度がどうあるべきか、海外旅行で訪れた寺院で礼拝をしている人々の中で、どう振る舞うべきかなど、人として身に着けておく基本を指します。それが「最高」の教育であり、教育を少しでもその方向へ近づけていく事こそが、未来の市民満足につながる投資なのです。兵庫県として県内を俯瞰した教育の方向性を議会から示してまいります。